短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

SKOのNK II

f:id:kon-fu:20210510114326j:image五月十日 快晴

午前七時半起床。

昨日の晩、寺町のツタヤで借りてみたイ・チャンドンのバーニングの余韻が残っている。一回半観た。結末はどうか…だけど久々にめちゃくちゃいい映画みたって感じ。なぜか抜けはいい。原作より全然潔い。タバコを吸いながらムーンライダーズ青空百景を回してカバーが外れたかけ布団を屋上のベランダに干した。まじで快晴。のち薬風呂に入って鼻詰まりをとる。

いやあしかしイさんのそれはワセダの映画館でみたオアシスもサイコーでした。衝撃がぐわっと来るけど抜けがいいんだよねえ。青森産のにんにくみたいっつうか。

さっぱりして東の喫茶店にいく。

店主が後頭部をかなり上まで刈り上げていた。時計の短針でいう十時くらいまで。攻め気だな。

噂を二件教えてくれる。

八十田に双子の姉妹が出来たらしいこと。

あとMさんの訃報。

 オーダーを告げた直後、帽子が洒落ている制服を着せられた小学生を連れた夫婦がモーニングに来たのでタバコを我慢してモジモジしてしまった。仕方なく外に出たら軒先の蓮が芽吹いているのを見つけた。一服したのち店に入り直したら夫婦が知り合いなことに気付いた。その息子はかなりでかくなっていたが、登校を渋ってモーニングについてきたらしい。そうだ今日は月曜日だ。

月曜の朝は嫌だ。

みんな帰って近所のおじさんが来たところで辞去。

「なんやインドがやばいらしいなあ」

「緊急事態とか出してないでしょ。出したら餓死してまうやろし」

辞去。木屋町を手放し運転しながら岬神社へ赴く。最近のルーチン。

岬という響きが好きで、万が一娘っ子ができたら岬ちゃんにしたいと常々思っている。岬ちゃん… 現実的ではないですが !

シンプルだけれどじっと字面をみているとゲシュタルト崩壊してくる名前。

 

ダロンド氏の店に来た。

たまに石田あゆみのシティポップ風が流れる。

♪ダンシングベイビー 踊りなさい♪♪♪♪

ダロンド氏は先月染めた鈍い金髪に黒が混じってきていて馴染んでいる。

いやあしかし快晴ですな。

これから豆を焼きに行く。