短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

haiku again

高瀬川沿いの八重桜がまばらに残ってるくらいになって少しマシ、気分が。安定が近くなってきてる気がする。

文章は書けないけど、丹田はたまにしごいている。風呂、サウナで濡れタオルごしに、または散歩中に風をなで切りながらしこたま吸い込む。

普段はふらふら、100ローの半額の焼き芋にも飽きて、バナナにも半分飽きている。サイケなレコードもとりあえず売って飲み代にした。サイケ離れも歳のせいか、単調な音が好ましくなり、80年代ニューウェーブ、ポストパンク寄りの気分…

f:id:kon-fu:20210505113347j:image

 

序盤であっさり集中力の切れた上記を残したのがどれくらい前だったっけな。

今年の桜は比較的早くに散って…

というのも年ごとに参考のために見返す桜花賞の映像には、どれがどうかまでは覚えていないけれど爛漫の桜のアップが印象的に映されるレース前のファンファーレ場面があって、つまりだいたい仁川の桜が満開の縁起に開かれる競争なので開催者の思惑通りに季節が進めばすなわち爛漫、うら若き乙女の祭典だとかその手の大仰なコピーが馬たちに擦りつけられたりするけど確かに馬も花も人も命は儚い。とくにしなやかで美しいと思えるそれに対してはそう。

涙は出ないがドライでもない。三十路も半ばに至りますと何だか次第にそんな感じです。

そうそう、そだし、今年は今年で桜花賞、緊急事態宣言みたいのが再決定なされたのが確か4月25日。皐月賞のときは七条の立ち飲み屋でワイファイを借りてラジコで5分くらい遅れた中継を生、半生で聴きながら飲んだので25日よりは前だった。そのちょうど一週前だからだいたい十五夜前後かな。

桜はすでにたいてい散っていて、高瀬川の沿道の八重桜がしぶとく残っててっていうのが、そんな感じの時なんで20日くらいは前か。

まわりくどく思い返して鯉のぼり、

今日は子供の日です。

あと、東さんという先輩の誕生日ですね。

さっきまで僕は能口と岐阜にいました。

能口とは五月一日に名古屋の金山で一年以上ぶりに再会したんですけどそこから都合まるまる四日間連れ歩きさしてもらいまして。お互い空いてて一緒におるときはだいたいそんな感じで、なつかしがろうが面倒だろうが準備体操もなく思い出す暇もなくとりあえずつるむ。

双方、予定というのを極力設けない体質ていうか、そこが合うのか、やもすれば東海道中膝栗毛、伊勢まで参ってしまいそうな勢いだったけど急遽の雨であえなく解散。これはこれでよかったな。いい風呂ばっかり毎晩入って寝酒して破産してまうわ。

そもそもの目的はライブを見に行くことだっただけに目的はほぼ完全に煙に巻かれてしまった。

まあそのうち思い出すでしょう。

帰り際に彼から出来立てのジンを買い、半生の文章に触れてたら少しばかり書きたくなって、けれどそれは誰に対して?

自分に対してははっきりもういいな。そもそも僕が理想とするような文章はここにはない。創造性?ないないない。

オマージュ?されても困るよね。

時間潰しだったらどちらかというと琵琶湖のまわりを眺めたいし。

強いて言う反応みたいなものですか。

さればこそ電車のソフアの背を眺め。

草津あたり乗り合い客がどつと増え。

山科にともだちおつたかおらんかな。

傘を買う余裕はないがいかなくちや。

昨日見し川の名前ももう忘れ。

頃合いに飽きてパチンコ鵜飼かな。

鵜飼すら鐘を鳴らして補償金。

鵜だけなら伏見の川でいつか見た。

つきかけた昨日晩見た月隠れ。