短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

スカスカ夢日記1

f:id:kon-fu:20200917205035j:image飲み屋でまたあのパイセンが瞳孔開いて知り合いの客にからんでいる。

僕はカウンターで少しひやひやしているのだが、はんぶんは好奇の目でもって眺めていたかもしれない。

制裁は一瞬のできことで、パイセンは左の頬に、多分けっこう若い男の右ストレートを喰らわされるわけだが、いなやぱんぱんに腫れてしまった。殴るモーションと同時に的確な悪態も吐かれていた。

それでも、気が引かないのがパイセンの持ち味だし、その狂気みたいな雰囲気だけは空気を刹那ひやつかせるものの、表情がピエロみたいにぐにゃんと歪んでいて、しかも冷笑的ににやけていてどちらかっつうと不憫だ。

ノーガードの相手がなけなしの反撃を見舞われるも、すかさず応酬を受けパイセンは床に崩れ落ちた。応戦不能な雰囲気である。

傍観者である自分が忍びなくも感じるが、どうしたもんかなあ、と白けてしまった。

今回の怪我はかなり凄惨だろうなあ。

とはいえなんともリアクションしにくいなあ。