短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

夏の終わり

荒れ狂ったような夏の終わりがやり過ぎてややこざっぱりした季節がきている街中の女の子ははやおろしたてのジャケットをはおったりしていてスニーカーは真っ白ぴかだったりするそれだけで至れりカンシンである実践的風水だと思う洗われたようになる心薄汚れた自分と合わせ鏡ね清潔感てチンプルに大事なのねて今さら32才イエスミー。
ちょうど今うちの店は即席レコーディングスタジオになっていてついさっきなんかは雨上がりに西の大窓からブラインド越しさーと陽が差してさりげなくじんときた友達が中間色のハワイのうたを歌っているいい感じだついペルノ飲んじゃった時間のこと営業のこと忘れてしまうコーヒーはブラジルしかないがこんなんがイージーだほんとはイージーなのがいい精神衛生に対価がつけれないことを尊重せなあかんなチェロが細くうなっているちょっと寂しいな存外にきれいな夕暮れだな。