短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

ソカイ日記01

昨日が宝塚記念だったので、だいたい一年のはんぶんが早くも過ぎたわけで、ほんでもってソカイして三ヶ月が経った。

ケータイ料金未払いによるオフラインに慣れてしまって、所定のポイントでしかラインにライドンできない謂わばワイファイ乞食に身をやつしている、なんとなく社会復帰は厳しそう、、けど、それはそれでけっこう健康。

今ではケータイのブルーライトを見えるのさえカナリ苦痛で、ゆえにブログを打電するのもまあまあ億劫、そもそも情報全般、映画とか含め映像、垂れ流される音楽、マンガ、小説、政治、経済、お笑い、サブカル、豆知識、料理レシピ、歴史、家族の愚痴、彼氏彼女の愚痴、云々かんぬんだいたい無理、新しいパターンのダウナー症状のような気もするし、これくらいがちょうどいいような気もする。

こうやって、ややすれば入ってくる情報を逐一排除しながら街ナカを歩いたり止まったりしながら往来を眺めていると、殊更にヒトというヒトがかすかすに見えてきたりして、メガネを外してぼんやり一番向こうの山の緑に自然目が向いてくるとピントがやんわり合ってくるといいますか、風がふう、とこちらに感じられたのは山由来のそれですな、とか分かるようになり、これはこれでメロウだなあ、ああ。

今日も昼間、腹減ったなあ、と思いながら、川を北に歩いてたら、あるベンチに良く熟れたバナナが二本落ちてたりして、なんしかラッキーなんやけどバナナ歩きながら食ってる人見たことないのめっちゃ不思議。皮投げ捨ててる人見たことないのもめっちゃ不思議。

バナナはいつ食ってもお腹に優しい、ウンコ食ってるようなもんなのに、見た目も黄色くて明るくて甘い、ほんま何かといいですよ。