短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

ねじ式呼吸健康法その2

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鼻が通るようになってから気持ちよい日柄、なるたけ呼吸だけに意識を集中して目を半開きにしながらちんたら歩いていたら、ふと右側の肺の側面あたりを上から下へみずみずしい流気が走っていく実感があった。ちょうど「ねるとん」という往年の恋人マッチングバラエティ番組で男女が両思いになった時、ハート型の電飾に赤い光がリラリラリラと灯る感じである。右の鼻が詰まっていて右の肺に息があんまり入っていなかったんだと思う。まだ積年の汚れがへばりついている雰囲気は残っていたものの、いたく気持ちのいい瞬間だった。

吸えるだけ吸い込んで、それから息を鼻から吐くと何故か左側の鼻からフウと息が吹き出して同じくして左側の肺のハートの電飾にも下から上にリラリラリラと電気が走った。元々つがいの肺と肺のカップルがやっとこさで成立した気がしたし、はじめから健康体のニンゲンはこんなにも至福のアクセスを自然から感じているのかと考えたら今までの自分の身体がバカバカしく思えて来ると共に景色が色めきだってきて自然に半笑いになっていた。この状態でもって青海の埠頭とかでオーティスレディングのドックオブザベイとか聴いたら気持ち良すぎて死んでまうんちゃうかな、と思ったくらいである。

この体験を、一時期、謂わゆるメディテーションにはまって側からみたら素面でもラリっているように見えた歳が一回り上の姉に話すと、どうやら片側の鼻から空気を吸い込んで反対側の鼻から吐くという呼吸方法がインドのヨガ由来の瞑想法の基礎というか導入トレーニングのひとつだと教えられ、図らずも愈々ひとりよがりのねるとん体験の実用性を実感した。

さらにちんたら、あんまり気持ちいいので其れを繰り返しながら歩いていたら、次第に肺の運動だけで息を吐き切ることに限界を覚えてきたので、なんとなく腹の下の方から上に圧を加えるゼンマイ仕掛けのようなバネのような何かをイメージして腹に力を加えた折、例えるなら手回しの圧搾ジューサーでグレープフルーツの果汁を搾り取る感じかな、余すことなく息が吐けて可也しんどいんだけど腹に熱が回ってポワアとして来、これまた更に呼吸が楽しくなってきた。

その玉玉の体験がだいたい一ヶ月前くらいで、それから、早朝の犬ころの散歩と一緒に励行しているわけですが、はっきりいってバリやばい。謂わゆるゼンマイ仕掛けのねじ式腹式呼吸が多分まあ人人がいうところの腹式呼吸、腹に力入れて声出せよ〜というような奴なんですが言うは易しで行うは難しなんですよ。

わたくし的に今では酒とタバコを続けながら小もない健康の壁みたいなのを強行突破できる確信しかなくてですな。

 

ほんなもんなので今回からはねじ式呼吸をパッと活かした応用技を書き残していきますわ〜!

 

その2 ホワイトアウトで浅い悩み消えちゃいます

※浅い悩みでちんたら考え事をしたい人にはお勧めできません。また、やり過ぎるとぶっ倒れる危険が伴いますので何となく色々疑念がある人おもしろくない人はやめといてください。比較的かんたんなその3は次回なので又どうぞ。

 

まず、出来るだけ君自身が気持ちのいい場所、僕的に具体的に言うと早朝4時半から5時半くらいまでの鴨川は葵橋の真ん中の桟に真っ直ぐ立って、山側上流からの新鮮な風もとい俗に称されるプラーナというような気体を鼻詰まりが無い状態で鼻から吸い込みまくる。

腹式呼吸の前提的なルール、というかニンゲン又は生き物の生き方の初歩として初めに手前の呼気を吐き切る、というのがあるのが徐々に理解できてくるのだけれど、ここは取り敢えず息なり吸い込みまくる。

吸い込みまくると、頭から喉を通り肺に至り腹、下腹部、ひいては脚に向かいからだというからだに気のような何かが染み渡っていき、ああ、なんやこれ気持ちええやんけ〜と更に吸い込んでいたら、後頭部に閃光のように光が走ってパッと爆けると共にフッと一瞬意識が飛んで膝から崩れ落ちたりして、うわ、なんや今何考えてたっけ?覚えてへんわ〜、危なかった〜、けどなんかスッキリしたあ!ていう瞬間を味わえて事後なんだかけっこうスッキリしていますよ。

 

(今回けっこうまだ雑なんで折ってちょくちょく改稿します)