短歌は馬車に乗って

スイートなエッセイです

今日は川沿いの空き地にてジャグリング部が汗を流す日

f:id:kon-fu:20181020193119j:plain連作は一昨日書いてたんだけど忙しくなって消えちゃった怒りの糾弾より巨人という球団の高橋監督のそこはかとない幸薄さ加減にしんみりしてしまっていたのだ。

さりとてタバコ休憩取りすぎて罰則とかそんな社会になりつつある津々浦々まるで深泥池に取り残されたみたいだな小生は吸わんと接客どころか会話できないことに最近気がついたドキドキの初デートのスワンボートでも吸わな沈むわえらいこっちゃ。

それで今、暇なので菅野満子というユニットの「坂本龍一に才能があったら」という音源を誰もいない店で聴くはめになっている。ありし日のシャラポア野口と彼の幼馴染みの新居くんの宅録。野口くんがこないだ来たときにくれたのだけど思い入れがありすぎて売れないらしく、ただ持って帰るのはなんだったらしく置いて帰った。野口くんが拾ったシンセを弾き倒して絶唱し新居くんが器用な芸子さんみたく合いの手を打ったり主導権を握ったりする内容は軽薄そのもので伊賀という閉塞した霧深い街で生き生きと鬱屈した青写真がなんかすごいけどこんなんかけてる店は流行らないし潰れちゃうとんだとばっちりである、とある才気がある人生をえらいことにしてしまうこともある、でもまぁそれでもええかとおもわせられてしまう底なしの愛嬌がある。楽しかったろうな。
ところで小生この2月に伊賀に行ったんです唯一朝までやってる居酒屋に連れていってもらったんだけど店員の姉さん化粧濃いのに物凄いやる気なくてガラガラなのにハイボールをジンジャーハイボールと取り違えたり、つきだしの穴子の寒天よせみたいの凝ってるくせに筆舌に尽くしがたい不味さだった。
そういうのがかえって僕にはよかった。
なんというか然るべき態度みたいに感じられて。
国民栄誉賞をとるワイマール帝国のように生きる、というとるうた。
伊賀のインテリ恐るべし。
なんとなくホルガーシューカイのつくったPhewのアルバムみたいな質感でそういうのよく聴いてた青二才時の部屋に強制送還された気分です。
こんがらがっちゃう、といううた。
僕はある種の音に我慢強いのである。そんな彼らを全面的に支持しようという妙な初期衝動。なんか伊賀のフリッパーズギターってかんんじもしなくもない、、
ぼくも以前こういうやけくそみたいな宅録音源を周りのひとに配ったことがあっていまおもうとそれはそれは酷い内容だった気がするけど皆大人だったからか、さしさわりのない感想や下手したら賛辞をくれたおっさんもいる。その節はどうもえらいすんまへん元気ですか。
因果応報。
あぁしかし結局これはさすがにやる気失せるなやる気を能動的に失させたいときに必聴。
機会があれば聴いてみて!ないか!なくていいけどあれ!

昨日来た兄さんは毎晩睡眠薬を飲んで寝て毎朝レッドブルを飲んで仕事をしていると目をかっぴらきながら言っていたし、そうやってサラダチキンでダイエットしてみたり普段行かないレゲエバーに行ってみたりして自分を鼓舞してウチの玉子サンドをシズヤのそれよりおいしいですよ!と誉めてくれたりした。恐縮です、というのが口癖でもちろんこちらも恐縮したが頭は少し壊れた壊れた人間を想おう壊れてない人間はかえっておかしいのかもしれない。

そのせいかどうかはわかんないけどきのうセピア色の加工映像に雪が降ってるはっぴいえんどみたいなうたのミュージックビデオを視聴してうっとりしてる誰かを想って自分でもびっくりするくらいげんなりしてしまった。

かわってなくてすんませーん

なんかよかった映像のせます

折坂悠太 - 平成 (Official Music Video)

たいてい客がいなくてかいてたら客が来てしまいかき消えるこの自慰ブログ今日はかききった!
このまま誰も来ないきがする、そんな今日。